社会保障への大幅な還元を!

国際比較すべきは「社会保障への還元率」

 国民からみて、ほんとうの「負担と給付の公平」を考えるには、「支払った租税と社会保険料の総額から、社会保障給付としてどれだけ国民に還元されているのか」ということこそ、問われるべきです。租税負担(国と地方)と社会保険料負担の合計額から、国民に社会保障給付として、どれだけ還元されているのか見てみましょう。
 スウェーデンが75.6%、ドイツ・イギリスで約59.0%なのに対し、日本は41.6%と、先進国中最低です。仮に、日本の還元率41.6%をドイツの58.6%並みに引き上げると、社会保障予算を31兆円も増額することができます。
 国民レベルの収支勘定である「社会保障への還元率」の大幅な引き上げを求めることは、国民の正当な要求です。


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